令和3年7月30日
MMA空手道場 鷹 代表
鈴木信達 殿
2021年7月25日(日) Nexsus23 GENスポーツパレス大会
第17試合 竹上航平 vs カタナマンⅡ世 戦の裁定に対する異議申し立てへの回答
FightingNEXUS コミッショナー
相原雄一
標記の試合について、竹上選手所属先代表鈴木信達氏から提出された異議申し立ての主張は次のとおりである。
1.レフェリーの事実誤認:標記の試合において試合終了のきっかけとなった竹上選手がカタナマン選手へ放った顔面への膝蹴り攻撃をレフェリーはグラウンド状態選手の頭部への膝蹴り攻撃とみなし試合を反則裁定とした。しかし竹上選手の放った膝蹴りはカタナマン選手の頭部にはあたっておらず反則攻撃とは言えない。
2.1の通り、レフェリーの判断に試合結果へ影響を及ぼす重大な事実誤認があったため、裁定の再考を要望する。
上記の主張について試合映像の確認、審判員の見解を聴取した上で、FightingNEXUSコミッションにおいて協議した結果、下記の通り裁定し、これを持って当該異議申し立てに対する回答とする。
記
1.結論
(1)事実誤認を認め、試合結果をノーコンテストに変更する。
(2)FightingNEXUS代表山田峻平氏には、裁定の変更を公式に告知し、両選手が再戦できるよう尽力するよう勧告する。
2.理由
(1)事実
当該場面を映像により確認した所異議申し立ての通り竹上選手が放った膝蹴りはカタナマン選手の頭部にはあたっておらず肩口にあたっていると判断できた。
3.審議の結果
(1)試合をストップした理由はカタナマン選手が続行不可能な状態という判断ではなく、この時点では反則と判断した攻撃により受けたダメージが回復できないという判断のためであった。
(2)つまりこの行為に対し反則という判断をくださなければ試合は続行されていた可能性がある。
(3)審判員の事実誤認の為イレギュラーな形で試合が終了してしまった。よってこの試合は無効試合(ノーコンテスト)とする。
補足
当該試合の審判員の判断について、竹上選手が膝蹴りを放ったのが金網際で審判員の死角となっている場所であった。さらにはカタナマン選手の頭部も竹上選手の体の下にある状態であった。インスタントリプレイが用意できない中ではその場で判断をくださなくてはならず、重大な過失があったとは言えない。
以上