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Fighting NEXUS vol.4 遠藤勇樹vs高橋剛戦の提訴についての回答

2015年12月15日
大林史朗 殿  幕大輔 殿  高橋剛 殿
2015年11月15日新木場1stRING大会トリプルメインイベント第1試合
遠藤勇樹vs高橋剛戦の提訴についての回答

Fighting NEXUS実行委員会代表
山田 峻平

標記の試合について、高橋剛選手陣営から提出された異議申立ての主張は次の通りである。
1. レフェリーの事実誤認:標記の試合において、1R0:10頃に遠藤選手が放ったキック攻撃を
レフェリーは正当な攻撃と見なして試合を続行させたが、高橋選手の金的部分に当たって
おり、すなわち反則行為に該当する。またその金的部分への蹴りにより受けたダメージで
態勢を崩したところに打撃をもらい試合が終了している。
2. 1のとおり、試合結果に影響を及ぼす重大な事実誤認があったため、
裁定はノーコンテストが妥当である。

上記の主張について、審判員の見解を聴取したうえで、Fighting NEXUS実行委員会において
協議した結果、下記の通り裁定し、これをもって当該提訴に対する回答とする。


1.結 論
(1)事実誤認を認め、試合結果をノーコンテストに変更する。
2.理 由
(1)映像の検証
実行委員会は、1名の審判員、1名の実行委員からの見解を聴取し、
次の観点から映像を確認した。
①遠藤選手のキック攻撃はローブローであったか。
②遠藤選手のキック攻撃がローブローであったとしてそのダメージは試合を
中断させるほどであったか。

検証した結果は次のとおりである。
①足の甲が金的部分にヒットしておりローブローであったと認められる。
②正面からはっきりとヒットしており、キック攻撃を受けた瞬間の高橋選手の態勢、
表情の崩れを見る限り試合を中断すべきであったと認められる。

3.審議の結果
(1) この試合は当該反則行為があった時点で試合を一時中断し、ルールに基づいた処置を
とる必要があったが、レフェリーは試合を続行させ、正常な状態で競技されていなかった。
またその直後に高橋選手が受けたパンチ攻撃により試合が終了する要因となっている。
したがって、誠に遺憾ながら、標記試合を不成立とし、試合結果をノーコンテストに変更する。

以上

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